子どもの自転車保険と火災保険
子どもの自転車保険には加入していなくても、住宅の火災保険には加入しているという家庭は多いのではないでしょうか。
もし火災保険に加入しているのなら、子どもの自転車保険に加入する前に、住宅の火災保険を確認することをおすすめします。
火災保険とは火事や雷、水害、風災などの自然災害が起こった時に、建物と建物の中にある物の損害を補償するための保険です。家を購入する際に薦められて加入していたり、賃貸住宅で加入が義務付けられていることも多いようです。
火災保険と自転車事故は関係ないように思われがちですが、多くの火災保険では個人賠償責任保険の特約がついています。そしてその内容に自転車事故が対象になっていることがあります。
子どもの自転車事故では子どもが被害者になるのも怖いことですが、子どもが加害者になって相手を死傷させてしまうのも怖いことです。子どもが未成年なら当然その責任は親が負うことになります。
相手の怪我の状態によっては高額な賠償金を請求されますから、個人賠償責任保険に加入しておくことが金銭面では何よりの備えになるでしょう。
もしかしたらすでに加入している火災保険にこの特約がついているかもしれません。また加入していても個人賠償責任保険の特約を付けていないのなら、子どもの自転車保険として特約をつけるのも一つの方法です。
火災保険の特約なら同居家族全員が対象になり、子どもの事故にも備えることができます。単独の自転車保険に加入するより、保険料はお得になるようです。